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樋上真司 プロフィール

様々な可能性(その2)
巷でよくいわれるビギナーズラック。
経験値という釣りの世界では本来、武器となるべきものが時としてマイナスに働く事もある。
例えばここはこのルアーのこのカラーをここにキャストしてこう流すと・・・という“釣れるまでのプロセスが明確にイメージできるポイント”があったとします。
自分にも取材用に高確率で魚を出せるポイントというのが存在しますが、そういう場所は釣れるまでのプロセスが頭の中で明確に出来上がっているのです。


しかしながら、そういう場所へ何の先入観もない人を案内すると・・・。
その人が投げる方向、選んだルアー、全てが自分にとって“無い“はずのものなのに、時としてそれに反応するフィールド。
先入観が視野を狭めてしまったという典型的な例でしょう。

自分の周りにも実際に「この時期、このルアーでないと釣れない」とよく口にする人がいますが、自分にとっては“情報はあくまで過去のもの”なのです。
確かにそうかもしれませんが、ひょっとしたら今年は違うかもしれない。
そうやって変な先入観を持って釣りを狭めるより、何事にもチャレンジする方がきっと色んな発見ができると思うんです。
それが無意識にできるのがビギナーなんでしょうけど(笑)。


商品の開発もこれと同じ。
ちょっと前ならできなかった事も今はできるかもしれない。
ライノヘッドジグもそうでしたが、現在開発中のテールスピンジグも今だから開発ができたアイテムなんです。

一人でストイックに釣りをするのもいいものですが、時には大勢で多様なアプローチを試みるのもスキルアップの為には必要なのかもしれませんね。
そうやって広い視野で釣りを楽しむ事。
それが今の自分の全てなのです。


P.S.
風の強い日にソルティソニックを使っているとまれに糸絡みが発生する事がありますが、あらゆる状況を想定してテストしているホンモノのルアーには糸絡みからの回復方法というのがあるんです。
やり方はいたって簡単。
ワインドのようにラインスラックを出した状態から大きくロッドをシャクリ、ロッドを戻してラインスラックを作ってみて下さい。
ほとんどの場合、エビ状態からの回復が可能なはずです。
お試しあれ。


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