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樋上真司 プロフィール

次世代ワインドアイテム(その2)
これに対し、ライノヘッドジグ+ワインド用ワームの組み合せによるダートは・・・。
1.シャクリの力が伝わる事によって発生するヘッドを引き上げようとする力をヘッドに装着された三角形のパーツが受け止め、そのまま水平方向への力(=ダートさせる力)へと変換(これにより浮き上がりの抑制とロスの少ないダートが可能に)
2.ダートへ移行
という理想的な流れに変わっているのです。

ライノヘッド。

この形状のサンプルを初めてダートさせた時は鳥肌が立ちました(笑)
さらにカウンターウェイトとしての役割を果たすフックキーパーによってバランスよく後方に分散されたウェイトがダート状態を維持するのに不可欠な水平姿勢を維持。
前面投影面積の増大(※)によるパワーロスも抑えられるので、通常のアイテムに比べて慣性力の低下に強く、グライダーが大空を滑空するかのような足の長いダート性能を獲得する事ができました。

キラーフックキーパー。


ただのフックキーパーでは終わらせないところがミソ!
しかも、ヘッドパーツによって入力値(=アングラーが加えたルアーに伝わる力)をダイレクトに初速(=推進力)へと変換できる為、既存のアイテムでは条件の厳しかった入力値の増加によるダート性能の向上も可能になっています。(=始動時の初速を高める為に入力値を強めれば、その力を有効に変換する事ができるのです)。

このようにジグヘッド単体でも既存のアイテムが抱えるワインドの欠点をほとんど解消しているライノヘッドジグですが、その専用ワームであるライノヘッドトレーラーについても他に変わりの効く“ただのワーム”に仕上げるつもりは微塵もありませんでした。

ワームキーパー。


ウェイトバランスの最適化にはこれも一役買っているんです。
トレーラーとしてオンリーワンの性能を与えるべく、注目したのがライノヘッドジグの持つ“ジグヘッド単体でもダート始動が可能”という唯一無二の性能。
ダートに必要な性能をジグヘッドだけでは保持できず、ワームにも求めなければならない(=両者が揃わなければダートさせる事ができない)既存のアイテムとは違い、ライノヘッドジグに組み合わせるワームには純粋にジグヘッドの性能を向上させるチューンアップパーツ的な役割を持たせる事ができるのですから(※)。
※必須パーツ・・・つまりはダートさせるのに必要となる機能を“持たせなければならない”という事はそれだけで設計の自由度が奪われます。
極端な例で言えばダートを始動させるにはAという形状が必要。
しかし、ダートを維持(もしくは性能を向上)させるにはBが好ましい。
といった場合、既存のアイテムではダート性能の保持の為にAを選択せざるを得ないのですが、ライノヘッドシリーズではダート性能を向上させられるBを選ぶ事が可能なのです

つづく


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