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樋上真司 プロフィール

これからの季節のシーバス(その3)
あっ、“水温”というキーワードについての説明をすっかり忘れていました・・・。
温度の変化に柔軟に対応ができる人間と違い、温度の急激な変化に耐えられないシーバスは我々が思う以上に水温の変化に敏感です。
一説ではシーバスにとっての1度の水温の変化は、人間にとっての10度に等しいと言われていますし、我々にとっては“たった“というレベルの2度程度の変化が、そのまま生命の危機となるのがシーバスなのです。


恒温動物であり、体温の調節が可能な我々ですら寒い冬は暖かな部屋や暖房器具を欲するのですから、周囲の温度によって体温が変化する変温動物のシーバスは・・・。
そう、ザックリ言うと“できるだけ水温の高いエリア”や“水温が上昇するタイミング”がオイシイんです。
例えば河口エリアなら温かな海の水が差す上げ潮時、運河筋なら温排水の絡む場所なんかがベスト。
他にも冷たい北風による水温の低下が起こりにくい北側が建物に囲まれたポイントなんかもいい感じです。


またまた気分がノリノリなので(笑)
最後に本当は言いたくない“ソルティソニックを使ったボトム攻めの裏テク”を紹介しちゃいます。
気になる?その裏テクとはソルティソニックの一番前のアイを使い、スローなリトリーブで攻めるというもの。
これってソルティソニックを使った事のある人なら「???」な使い方ですよね?
なぜなら一番前のアイというのはファストリトリーブに適したアイポジションであり、スローなアプローチを最も苦手とするアイポジションなんですから。
ですが、スローなリトリーブが苦手という特性を逆に利用し、ルアーのお腹をボトムに接触させたまま、ノーアクションで引き続けると・・・。
ソルティソニックは砂塵を上げながらボトムを進むのですが、ボトムにある起伏に接触するとソルティソニックは綺麗なヒラ打ちアクションを発動。
ノーアクションからの自然なヒラ打ちという“静から動”の絶妙な変化にシーバスはメロメロ。
堪らずバイトしちゃいますよ。


冬季はシーバスにとっても厳しい季節なだけに、条件のいい場所には多くの個体がストックされますので、上手く立ち回れば短時間で思いがけないような数釣りができたりもします。
寒いからといってコタツで丸くなるのはNGですよ!(笑)


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