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樋上真司 プロフィール

カモで釣れるエリアを見極める。
冬季のシーバス狙いにおいて定番のポイントとなる干潟ですが、自分は知らない場所ほど“カモ(鴨)”というキーワードを加えてポイントを絞っていきます。
というのも、エサの有無や水温の変化に敏感なカモが好む場所というのは、そのままシーバスにとっても有望な越冬場所となっているケースが多く、これまでの経験から言っても彼らが多い場所ほど釣果も伸びる傾向にあるからです。


ただ、カモの多い場所で釣りをする際に忘れてはいけないのが“急”がつく行動を絶対にしてはいけないという事。
焦らずに少しずつ近づき、彼らに“泳いで”釣り場を空けてもらうようにするのが絶対条件なんです。

なぜなら物音に敏感で臆病な彼らは、急に動いたり距離を詰めたりすると、驚いて飛び立ってしまうのですが、群れで行動する動物の本能で一匹が飛び立つと周りのカモも連鎖的に飛び立ってしまう。


しかも、彼らの離陸方法というのが、水面を走るように羽ばたきながら加速→飛び立つというスムーズという言葉とは縁のない離陸方法なので、一匹のカモを飛ばした時点でそのポイントはほぼ終了・・・。
実際、派手にカモが飛び立った後でいい釣りができた事ってありませんから。

何度もいいますが“ゆっくりと進んで静かにポイントを空けてもらう”ようにして下さい。
特に朝マズメなどのローライト時は鳥目な彼らを驚かさないよう、いつもより慎重な行動を。

リップライザーで!このサイズなら入れ喰いです。

 

ちなみにカモにはカモなりの“安全距離”みたいなものがあって、近づく人間に対して一定の距離をとろうとするのですが、安全距離が侵されている状態=カモが泳いでいる(距離をとろうとしている)最中はキャストもNG。
カモの移動スピードと同じかそれよりも遅いスピードで進んでいくのがコツです。

キャストは彼らの動きが止まってから。
当たり前の事ですが、色んな意味でカモにめがけてキャストするのはダメですよ!(ソルティソニックのような飛ぶルアーだとカモを直撃しちゃう事も考えられますからね)

勢い余って丸呑みしちゃう事も(笑)

 

釣果に直結する情報は1つでも多い方が有利になります。
カモさんの存在も上手に利用して楽しい釣行にして下さいね。


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