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樋上真司 プロフィール

ソルティソニックの遠投力を100%活かすキャスト術(その1)
おかげさまですっかり人気者となったソルティソニックSS-17。
圧倒的な飛距離を売りにしたルアーだけに、フィールドで会うアングラーさんからは、
「メチャクチャ飛ぶ!」
「17gでこの飛距離はヤバイ」
といった狙い通りの嬉しいコメントをいただく事が多いのですが、
時には「飛ばないんです・・・」とか「フックが絡む事が多いんです・・・」という残念な意見を耳にする事も・・・。

ただ、ルアー自体の性能はお墨付き。
企画~テストまでを一貫してやってきた自分の正直な意見を書かせてもらうなら、
ソルティソニック17gは「飛んでアタリマエ」で、「フック絡みもほとんど気にならないレベル」なはずなんです。


そこで実際に「飛ばない」、「フックが絡む」といっていたアングラーさんにキャストしてもらうと・・・「そういうことね」と、思わず納得しちゃうケースがほとんど。
なぜならその理由はルアーではなく、キャストという一連の動作の中に存在していて、
ちょっとしたコツを伝えるだけでが「飛ぶ!」、「絡まない!」に変わっちゃうんですから。

そこで今回はソルティソニック17gに限らず、ソルティソニックの性能を100%引き出すためのちょっとしたコツを紹介したいと思いますので、「飛び」や「フック絡み」で悩んでいるアングラーさんはぜひ参考にして下さいね。


まず、ソルティソニックに限らず、全てのルアーで言える事なんですが、キャストの際に発生するルアーの“ブレ”を排除する事からスタート。
このルアーの“ブレ”とは文字通り、飛行中のルアーの姿勢が安定していない事を差しますが、同じルアーで比べてもブレのない綺麗な飛行姿勢をとった時と、クルクル回転してしまった時って飛距離が全然違いますよね?
つまり、飛行姿勢を安定させてやれば飛距離は伸びるというか、本来の飛距離を期待できるようになるんです。


冒頭の「飛ばない」といっていたアングラーさんのキャストを見せてもらうと、一様にソルティソニック17gがクルクル回っているケースが多かったのです。
しかし、自分を含めた「飛ぶ」というアングラーさんのキャストではほとんど回転しません。
この違いはどこにあるのでしょうか?
答えは簡単で、元凶はキャストにあります。
多くの場合、リリースまでの間にルアーがブレてしまっているのです。
こうなってしまうと、いかに飛びを売りにしたルアーであっても、その実力を発揮する事はできません。

つづく


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