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小野寺由彦 プロフィール

Q&A 7回目
宮城県Sさんの質問
Q:アイナメの四季の行動を、教えてください?

A:自然の魚なのでハッキリと分かる事だけではないのですが自分の釣りのスタイルに当てはまる部分での紹介をします。
まず、春先1月頃にはまだ産卵に絡んでいる固体と防波堤の街灯などに夜集まる小魚を捕食している産卵後の体力回復のためにと思われる固体が居ます。
どちらもメインは岸周りとなりますが、水深15mほどまでは確認出来ます。
産卵の固体は秋から冬に向けての産卵場所と同じポイントになりますが、回復のための夜、防波堤の街灯周りなどで釣れる物は、この季節特有で50cmに絡む大きな固体が多く釣れます。
ポイントとして夜間はオープンウォーターでも浮き気味のコースを引いても釣れ、大きめのシャット系のハードルアー・ソフトルアーがお勧めです。


“バクラトスイマー”のスローリトリーブやフットボールアクション
漁港内では波風も少ない事もあり
“ハドルスイマー”の水面ピクピクアクションなど海でのルアーらしからぬ釣りが出来て、獲物も大きい!楽しい釣りが出来ます。
アクションなどルアーの詳細はHPのルアー検索でお願いいたします^^


3月・4月頃になると産卵に絡んだ大型の固体も姿を消した様に沈黙します。
これは産卵回復の夜の捕食も済み、ほぼ回復した事。
隣接していたベイトフィッシュが岸から離れた事により、一時的に無差別攻撃的な捕食をやめた事もあるのかもしれません・・・。


すべてが釣れない訳ではなくシーバスの開幕戦もこの季節に当たるのですが、1mにも満たないシャローメインでミノーを引くとよく大型のアイナメが釣れます。
5月・6月になると浅場よりも次第に深場に移行しはじめ、自分のいる地方では30mから60mあたりがもっともいいポイントとなって来ます。
ただし、サイズはまちまちでポイントも広範囲、数・サイズとも難しい季節かも知れません。


7月にも入ると沖側にいたベイトフィッシュも次第に数を増して来る事もあり、潮目の通る岩や海藻などの身を潜められるであろうポイントに集中して来ます。
ただ、数はすごく出ますがサイズは40cmほどまでで終わりがほとんどで、それを超える大型は、少し前のポイントである小規模なストラクチャに多く中・小型のよく釣れるシャット系のルアーよりも大きめの甲殻をイメージした物が良い様に思います。


こじ付けになるかと思いますが、おそらくベイトフィッシュ自体の固体がまだ小さいために、追い掛け回して食べるには割りに合わないため甲殻類やイカなどのストラクチャとなる岩や海藻などの周りに付いて居る物のみを捕食しているのかと思われます。

・・・つづく

小野寺 兄


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